- yinaba1007
ジンベエザメ

「小学校ではジンベエザメの勉強を頑張るのです!」
…我が子が保育園の卒園式で宣言した一言です。
我が子ながら個性的な目標でした。
そして小学生になり、2学期が終ろうとしています。
保護者会に参加した私の目に飛び込んできたのは彼が2学期に掲げていた目標。
「カタカナを全部かけるようにしたい」
…なんとも面白くない。
面白くありませんが、そりゃ小学校でジンベエザメの勉強できませんから。どうやら彼もそのことに気がついてしまったようです。
でも学びたいこと、興味があることを学べないって本質的ではないなあ…好奇心の芽が摘まれていく感じ。せっかく一人一台にタブレットを支給したんだから小学生の低学年だからこそ「探究」みたいな授業を設計してくれればいいのに。学年が上がるにつれて大人に忖度したつまらない目標を掲げるし、だからこそ目標は絵に描いた餅に終わってしまう。
国語だの算数だの正解のある問題だけではどうしても差が生まれてくるし、苦手な子は人と比べて自信をなくしていく。平等に見えるこのシステム、実は個人の能力差を考えれば不平等なのでは??学芸会でみんな主人公にするとか、かけっこでみんな同じタイミングでゴールするとか、そういう訳のわからないことじゃなくって、もっと個人個人が好きなことを深めていくことで個性を伸ばしていくような機会を作ってほしいですね。
これからは「好き」が仕事になる時代が来るはず。(既に来ている!?)そして同時に勉強だけが出来ればそれでいいという時代でもなくなってくると思います。学習塾なのですが勉強だけではなく「好き」を大切にする力を伸ばしていきたいなあ。
西東京市 田無の個人塾
稲塾