- yinaba1007
耳で聞く?脳で聴く?

数年前から授業をしていて気になることがあります。
特にテスト対策。復習授業を行なっていると…
学校で習ったんだよね??
もちろん学校で勉強して分からないものを補うのが当塾の役割です。
それにしても授業で吸収してくる知識があまりにも薄いのは…
って、学校を槍玉にしているわけではなく、残念ながら塾の授業でも。
私:「Aさん、円周の求め方は?」
Aさん:「2πrです」
私:「続けて円の面積は?」
Aさん:「πr2乗です。」
私:「大丈夫ですね。B君、わかりましたか?」
B君:「はい、分かりました」
私:「それでは円周はどう求めますか?」
B君:「…」
(※実話に基づかないフィクションです。心当たりがあったとしてもフィクションです。)
ていう、多分学校でも同じなんだろうな…
右から聞いたものがそのまま左に流れていくような。
そりゃ、チコちゃんに叱られますよ。
ボーッと生きてんじゃねえよ!!
って。
本当にボケーってしてるときもあれば、真面目に聞いているはずなのに頭に入ってないこと、多いと思います。
そこで読書紹介。
「男の子は脳の聞く力を育てなさい」
タイトルに「男の子は」なんて書いてありますが、性別に限らずに役に立つ話が満載だと思います。生徒さん本人よりも周りの大人たちの接し方の方が中心になりますが、耳で聞くのではなく、脳で聴く。学校で鍛えられている、「授業中の板書写し」のような習慣、見直した方がいいですね。
何も考えずにただノートに黒板を写してるだけじゃ、そりゃ何も身につかないのも当たり前。でも授業記録は欲しい。そんな時にICTが活躍します。
黒板写したり、ただプリントの答えを求めたり…頭を使わずに手だけ動かすのは単なる作業です。そんな学習習慣は見直していきたいですね。
この辺の授業の受け方が上手になると成績がグッと上がります。