テストの振り返りを考える
テストが終わったあとの「振り返り」って?
1学期の期末テストが終わりました!
特に新しい学年になって初めての定期テストということもあり、手ごたえを感じた人、そうでなかった人、いろいろだったと思います。
3年生は内申点がかかってくるので「結果としての点数」も大切にしていく必要がありますが、
1・2年生にとっては、点数そのものよりも「自分がどう動いたか」に注目してほしいなと思っています。
「頑張ったね!」の本当の意味
私もつい、「今回○点だったの?すごい!」とか「うーん、この点数はちょっと残念だったね」なんて声をかけてしまいそうになります。
でも…これ、ちょっと反省です。
・点数が高かった=頑張った
・点数が低かった=頑張らなかった
そんなふうに単純には言えないんですよね。
たとえば、もともと得意な科目ならあんまり準備しなくても点が取れる人もいるし、反対にすごく頑張ったけど苦手分野が多くて思うように点が取れなかった人もいます。
だから、点数の上下だけで「努力の量」を判断しないこと。これは大人も子どもも意識していきたいところです。
「振り返り」は自分の成長を見つけるチャンス
そこで大事にしたいのが「振り返り」です。
テストが終わったあとに、「何点だったか」だけを見るんじゃなくて、
今回の自分の目標は何だったか?
その目標に対して、どんな準備をして、どういう結果が出たのか?
ここをじっくり見てほしいのです。
たとえば、
- 「今回は英語と数学をがんばる!」と決めて、そこに時間をかけたのなら、まずはその成果を自分で確認してみる。
- 「Unit2までは完璧に仕上げる」と決めたなら、本当にそこは仕上がっていたか?
- 「社会の地理分野は絶対落とさない」と狙った人は、地理の問題でどれだけ得点できたか?
…というふうに、「狙って行動したこと」が結果にどうつながったかを見てほしいんです。
そもそもしっかり狙いを持って行動することが大切です。
振り返りをするために狙いを立てるとはよく言ったもので、これができると成長速度が高まりそうだ。
言語化する力を高める活動は必須ですね!
「テスト直し」=ただ写すだけじゃもったいない
よくある「間違えた問題をノートに写して先生に提出する」タイプのテスト直しも、それだけでは意味がありません。
大事なのは、「なぜ間違えたのか?」「次はどうすればいいか?」を自分の頭で考えること。
それができると、テストがただの点数競争ではなくて、「自分を成長させるための材料」になります。
最後に
テストって、うれしい結果もあれば、落ち込む結果もあると思います。
でも、そのどちらも「今の自分を知るためのきっかけ」にすぎません。
うまくいかなかったなら、「どうすれば次はうまくいくか」を考える。
うまくいったなら、「なぜうまくいったのか」を言語化して、次に活かす。
そんなふうに、自分の学びを自分で育てていけるようになってほしいなと思っています。
点数じゃなくて、「考えて動いたこと」で成長を感じられると、勉強って楽しくなりますよ。
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