テスト勉強とカンニングペーパー
先日、河合塾の講師によるストライキが話題になりましたね。
講師側の訴えに対して、河合塾は一切応じず、15分のストライキに対して90分の補講を実施するという対応をとったそうです。
解雇こそできないものの、この返し方…。もはや直接「辞めてほしい」と言ったほうが親切では、と思ってしまいました。
講師が自分の力を過信していたのか、塾側が講師の価値を見誤っていたのか。
どちらにせよ、結論は当人が辞めるまで分かりませんが、つい気になってしまうニュースでした。
さて、久々にブログを更新します。
西東京市でも「1学期の中間テスト廃止」が広がってきているようですね。
多くの中学生にとって、6月中旬が今年度最初の定期テストになりそうです。稲塾でも、少しずつテスト対策をスタートしています。
特に中学1年生には、今年は「カンニングペーパー作り」をテーマにしています。
もちろん、本当にカンニングさせるわけではありません(笑)。
本気の「カンペ」は最高の勉強法?
カンニングペーパーを作る、という行為。
これって実は、めちゃくちゃ頭を使うんです。
テスト範囲が教科書30〜40ページにも及ぶ中、
「何を、どうまとめるか?」
「どこをコンパクトに整理するか?」
限られた紙面に、必要な情報を選び抜いて書くには、相当考えなければなりません。
言い換えればこれは、“思考を伴ったノート作り”。
ただ写すだけのノートとは全く別物です。
テスト中に見るのはアウトですが、テスト前に自分で作った“最強ノート”として活用すれば、これほど力になるものはありません。
勉強=「問題を解くこと」になっていませんか?
多くの生徒が、ワークを埋めることを“勉強”だと思っています。
確かに、解くことも大切ですが、それだけではただの作業になってしまいます。
本当に大切なのは、「考えて理解すること」。
自分の頭でまとめる力を身につけることです。
それができて初めて、“テストが終わっても役立つ勉強”になります。
点数よりも、自分の変化を見よう
テスト後に「点数が良かった/悪かった」で終わってしまうのはもったいない。
それよりも、「自分はどこができるようになったのか」「どこがまだ苦手なのか」を知るほうが、ずっと大事です。
そのために必要なのが、“振り返るための資料”。
今回のカンニングペーパーは、まさにそれになります。
勉強は「繰り返し」ではなく「積み重ね」。
そして積み重ねていくべきなのは、「勉強のやり方」そのものだと、私は思っています。
最後に
点数を取るためだけの勉強から、自分の成長を感じられる勉強へ。
そんな一歩を、一緒に踏み出していけたら嬉しいです。
西東京市田無の個人塾
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