確認テストを考える
単語テストは毎回しっかり準備してから受けるのに、単元ごとの確認テストになると急に”サラッと受けちゃう”子、多くないですか?
なんか“いつものルーティン”みたいに流し気味で受けてて、あぁこれは意識づけがまだ弱いんだろうな…と反省してます。
で、なんでこうなるのか考えてみたんです。
まず一つ目。
単語テストは覚えるものが超明確。でも確認テストは「何を覚えればいいのか」がぼんやりしてる。
間違えた問題への意識も弱めで、「ちょっと見たから大丈夫」「一回やったから大丈夫」みたいな空気を感じるんですよね。
でもそれって本来、単語テストでも同じはずなんです。単語だって“ちょっと見た”だけじゃ全然大丈夫じゃないし、“一回やった”だけじゃ覚わらない。
つまり、確認テストはそもそもどう勉強すればいいのか“やり方”が分かってない子も多いんじゃないかな、と。
もう一つは テストを受ける目的の違い。
単語テストには「単語を覚える」という分かりやすいゴールがあります。でも確認テストは…?って聞かれると、意外とみんな答えられないんですよね。
学校でも“単元が終わったらテスト”って流れになってますが、これがクセ者で、
「単元が終わる=ページが埋まったら終わり」みたいな感覚が強くなっちゃう。
本当はそうじゃなくて、
「できるようになったら終わり」 なんですよね。
確認テストはまさにそれを確かめるためのものなのに、その目的が子どもたちに十分伝わってなかったんだな…と痛感しています。
だからこそ、作業としてテストを受けるんじゃなくて、
“頭を使う活動”として取り組んでほしい。
確認テストをもっと丁寧に受けて、自分の成長に繋げていけるようにしていきたいですね。
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