授業日誌
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カンニングを考えます
単語テストを受けようとする男の子の机から不自然に折り曲げられたルーズリーフを発見。中身は単語テストの問題と答え‼️😞それで何をしていようとしてたのかは言うまでもありません。彼に伝えたのは2つです。①塾での勉強の目的を考えることお金払って、時間を使って塾に来てカンニングする目的がいまいちわかりません。だいたい確認テストは自分で合格点を設定して、しかも追試を受けるかどうかは自己の判断です。点数が悪いから取って怒られるわけでもありません。ただ成績がよくなる確率が低くなるだけだし、それでよかったらどうぞカンニングしてください。自己判断、自己責任です…って言いながらやっぱりズルされると怒るのが人の性ですね。これは信頼関係の問題です。でも信頼関係って一番大切ですから。嘘ついたり、誤魔化したり、やりすごしたり。あとは人の顔見て聞こえる声で挨拶できなかったり。勉強が出来てもそれが出来れば十分生きていけます!逆に勉強が出来てもそれが出来ないと社会に出てから苦しい思いをすることが多いと思います②カンニングペーパーの質の低さ情報が多すぎて、何も考えずに作ったことが伺えます。作るならもっと「出たら困ること」(=分からないこと)に絞って作ること。テスト勉強の目的は❌を⭕️に変えることです。始まりは「分かる問題」と「分からない問題」に分類することだって、毎日のように話しているはずなのですが、果たして彼はそこまで考えているのだろうか。課題を解決するときに道具を使って解決することは大切ですなんですが、ちょっと解決しようとしてる課題を間違えてしまってるというか、なんというか…結局何も考えてないことが一番ダメなところです😢自分の目的を達成するために行動することが正しい行動です。自分の目的は何か?その行動で目的が達成できるのか?これを判断できる力が知性なんだと思います。西東京市田無の個人塾稲塾
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習ってないから出来ません
だんだんとテスト範囲が出揃ってきて、いよいよ本番ですね。生徒のみなさん、周りの大人よりも自分が気合い入れて下さいね!それにしてもコロナとインフルと、また流行ってきてるようで…塾の出席率も上がらず💦💦人に感染るものなので無理してこない方がいいんだけど、4中は来週がテスト本番です。大丈夫か??その辺は私が心配してもどうにもならないので、私はテスト範囲をみながら計画の修正と新しいテストとリベンジテストを作り続けます!まだまだテストファイルがパンパンです😭みなさん、頑張って消化してくださいね!!そしてテスト範囲を見て思うこと。毎度のことなんですが、計画性を持つべきなのは学校の先生の方ですね。学校の定期テストなのに学校の授業ペースに合わせていたら間に合わないという不条理さ。だからこそ学習塾が必要な日本社会なのですが、勉強が苦手な人にとっては堪ったものじゃない。学校の先生、授業を垂れ流してませんか??カリキュラムがパツンパツンなので文部科学省の官僚さん達に文句を言うべきなんでしょうが…官僚さんたちは自分らが勉強で上り詰めた人たちだから公立小中学校の現状なんてわからないんでしょう。勉強が嫌いになる人、学校が嫌いになる人、自分に自信が持てない人が増えてますよ!授業として成立してない授業もたくさんあるんじゃないかな??これはいくらでもやり方はあると思うんだけど。まあこの辺も私が心配してもどうにもならないので、与えられた範囲にしたがって勉強するしかありません😭そうそう。この辺から私の言いたいことです。学校の授業が消化試合の垂れ流しなのであれば自己防衛するしかありません。「習ってないからわかりません」とか「ちゃんと教えてもらってません」とか言うのも中学2年までにしましょう。大人は教えてもらうのを待ってはいけません。必要なことは自分で気づいて自分から学ぶものなんです。ネットの時代ですよ。塾内で動画を開放してますよ。スマホで無意味なSNSばっかりボケ〜っと眺めてないで有効に活用してくださいねその気になれば何でも学べます。…だから習ってないテスト範囲を習うまで待つ必要なんてありません!もちろん習うまで待って、別の科目の勉強をするのも選択肢の一つ。どうした方が自分にとって成果が上がりやすいか、迷って、考えて、判断してください。こうやって迷って、考えて、判断することで人は成長します!最近気がついたんですけど、この辺は稲塾の3年生の方々、よくできてるんですよね👏👏確実に「学ぶ力」が身についてますね!西東京市田無の個人塾稲塾
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リベンジテスト
学校の当たり前を変えた工藤先生によるとテストの受け直しを「追試」と言わず「リベンジテスト」と言うそうです。なるほど。やってることは変わりませんが、ポジティブな意味合いを持たせることで取り組みやすくなるかもしれません。そもそもテストの目的は何か?学校の定期テストは先生が生徒を評価するためのものです。いやいや。そうじゃないでしょ。自分の学習の進捗状況を把握するためでしょ?だったらテストで出来ないところがあったらもう1回やればいいじゃん!…こういう前向きな理由で始まったのがリベンジテストです。古巣にいたときは「受かるまで追試をします」なんて言って、そうやると保護者の方からの評判がよかったんですよね。「よく面倒見てくれる」とか。追試を乗り越えていった人、そもそも追試が嫌で確認テストを頑張れた人にはプラスの作用があったと思います。でも向き合いない人もたくさんいたんだと思うし、そういう人が保護者の方に塾に無理やり引っ張ってこられると勉強に後ろ向きになっていったんだろうな〜…ちょっと丸つけを誤魔化したり、なんだかテスト中に机の中をゴソゴソしたり…だんだんと確認テストをする意味合いが「自分の成長」から遠ざかってしまって😞こうなると先生が「管理する人」になってしまって子どもの自主性が失われていくわけですよ。「先生に怒られないためのテスト」になってしまって確認テストが「自分ごと」で無くなってしまったんです作る方も苦労して作る割には、受ける側がタラタラやるからイライラするし。まあ受ける側からすると「やりたいなんで言ってねえよ💢」って感じだったんでしょうが。こっちからすると「成績上げに塾きてんだろ!?💢」みたいな。…おたがいに良いことなし!…そんなんで稲塾ではしばらく運用してなかったのですが、「追試」から「リベンジテスト」に呼び名を変えて運用開始(再開?)です。ルール①合格点は自分で決めるルール②合格点を取ろうが取れまいがリベンジテストをやるかどうかは自分で決めるルール③絶対に自分で決める。(※先生が強要、導引しない)書いているとすごく単純なんですが…💦これが効果有り‼️確認テストやってみて悔しければ合格点に達していても「もう1回やろう!」って言う子が続出🫢ちゃんと考えてます。そして前向きに取り組んでます。そういう姿勢を見てるとリベンジテストを作成する心労も大幅に軽減されます😀(これ、大事)前向きにものごとに取り組む姿勢は見ていてうれしくなります!西東京市田無の個人塾稲塾
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失敗は成功の「素」
よく学校で「成功は失敗の素」なんて言われます私も失敗から学ぶことが多かったので、なんとかこれを学生さんたちに伝えたいと思っていますが…これがなかなか伝わらず😭やっぱ口で言うだけだとダメなんだなあ…この言葉、なんだか失敗した人を慰めるために使われてる雰囲気が強い気がします。「失敗をバネにして強くなれ」みたいな。うん。言ってることは正しいです。失敗から這い上がるっていう、いわゆるレジリエンスを鍛えることは稲塾での目標の一つです。だから言ってることは正しいと思ってるんですけど…なんか同情して終わりみたいな。「元気出せよ!」って言ってるだけな感じ。失敗は成功の「素」だから、あくまでも素材。活かすも殺すも自分次第大切なのは単なる根性論を掲げるのではなく素材の活用方法を学ぶこと。もっと具体的に、わかりやすく伝えていかなければいけません。例えば解き直しただ「解き直しを作ろう」って言うだけだと正しい答えを赤で書いて終わりとか、「マイナス付け忘れた」とか「sを付け忘れた」みたいに、正答と誤答の違いを端的にかくだけとか。「次は気を付ける」とか、ね。これじゃあ間違いから学ぶことはできません、…そんなんで1、2年生に素材の活かし方についてちょっと話をしてみました。2年生はすごく食いついて聞いてくれましたね😀すばらしい!早速勉強の仕方に変化が見られました!1年生は…分かったようなあんまり分かってないような…💦💦分かるためにはそれなりの経験値が必要なんです。成長するためには一つ一つ階段を昇っていかなければいけませんね。でも来年の今ぐらいには分かってほしい!そうすると間違えることを肯定的に受け入れることができて成長曲線の傾きがグッと上がるはずです西東京市田無の個人塾稲塾
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進度調査
新学期がはじまったと思ったら最早テスト対策です。忙しないものです。早速学校の進度調査を取ると書けない子がちらほら。…う〜ん学校の授業で何をやってるかわからないって…よほどボケーっとしているのか。何が行われているのか分からないほど難しいのか。大丈夫か??学校の授業が「自分ごと」になってないんだろうなあ。でもこれって生徒さんたちの問題なんじゃなくて、学校の方にも問題があるんじゃないかと思います。子どもにとって興味もなければ、どういうふうに役に立つのか分からないものを一斉集団授業で仕込まれても見向きもしない。そんな状況なんだと思います。確かに一斉で話をしてもしっくりこないことが増えてきました。だから私は集団授業の形式をやめたわけなのですが…主体性を持った学びとかなんやらいうけど、絵に描いた餅だ。とりあえずもうちょっと教科書簡単にするなり、一斉集団の形式やめるなり、もっと根本的に変えてほしいうん。テスト対策がんばりましょう。西東京市田無の個人塾稲塾